BiZpresso (ビズプレッソ)掲載記事
現場から見た中国のウェブトレンド最前線: 第3回 「中国のオーディションブーム」
2009年9月 7日
「超級女声」の大きなブームをきっかけとして、中国で定番化したオーディション番組やイベントは、現在でもまだまだ人気を博しているようです。「超級女声」は2 年間の休止を経て、今年は「快楽女声」として新たに生まれ変わりました。この記事を書いている時点では全国決勝で5名の候補者まで絞られており、大陸中の熱い視線が注がれています。百度の検索結果では「快楽女声」は150 万件、「快女」では1100万件以上のヒットがあり、ウェブサイトも1日最高約61 万2500 人がアクセスしているようです(中国網站排名を利用したネット視聴率での調査結果)。
また、中国南方航空の客室乗務員(以下CA)の採用試験も、日本では考えられないオーディション形式です。非常にユニークな選考方法で、自己アピールのほか水着審査もあるなどミスコンさながらの様相をみせています。南方航空以外の企業スポンサーもついており、通常の採用試験とは一線を画しています。今年は中国アジア競技大会のCA を決定するため全国各地で予選が行われ、北京地区では40 人の枠に、ウェブからは6000 人の応募が殺到したそうです。テレビで公開審査も行われ400 人が最終的に選出されます。
ウェブプロモーションでも大小様々なオーディションやミスコンが開催され、一般ユーザが多数参加しています。候補者を見ているだけで面白く、集客にはもってこいのコンテンツです。しかしながら、大勢のユーザが投票に参加するというコンテンツの特性から、クロスメディアによる広告展開など流入施策を十分に考慮しないと、コンテンツ自体が成り立たない危険性も孕んでいます。
情報提供: バーチャルコミュニケーションズ
塩澤源太
バーチャルコミュニケーションズ
CCO(Chief Creative Officer)
日本大学芸術学部卒、ネットイヤーグループ(株)アートディレクター、バーチャルコミュニケーションズ(株)にて制作部、デザインセンターなどのマネージャ、シニアマネージャを歴任、NTT ドコモ、JAL、コニカミノルタなど数々の企業のウェブサイト制作に携わる。08年CCO(ChiefCreative Officer)に就任、上海在住。



